酸化還元電位
Originally published:2016/01/11 |
Updated: 2022/03/13
 
酸化還元電位、ORP(Oxidation-reduction Potential) とは、ある酸化還元反応系における電子のやり取りの際に発生する電位(正しくは電極電位)のことです。物質の電子の放出しやすさ、あるいは受け取りやすさを定量的に評価する尺度といえます。単位はボルト(V)、または、ミリボルト(mv)を用います。
酸化還元電位と水素濃度はイコールではありません。還元体が水素だけではないからです。水の中にはカルシウムイオンやナトリウムイオン等の還元体も多く含まれており、マイナス値だから水素があるというわけではありません。また、水素以外の気体を溶かして酸素を追い出したり、水をアルカリ性にしても水素水と同じような数値になるため、酸化還元電位が水素の量だけを示しているわけではありません。
しかし、水素水として販売されている水に、実際水素が含まれているかどうか、抜けていないかなどを調べるには、ある程度の参考になるかもしれません。
一般に市販されている水素水で、時間とともに水素がどれだけ減っていくかの参考に、ORPを計測したグラフがあります。
(参考 http://suiso-waters.com/sankakangenndenni/)
1時間以内に、ORPは半分以下になってしまうことから、開封後は早く飲んだほうが良いということになります。